2017-01-01から1年間の記事一覧
以下の書籍を読んで、IGMRF(Intrinsic Gaussian Markov Ramdom Field)の尤度に関して自分の理解をまとめたメモです。 [asin:B00YBV6YLI:detail] この発表資料の18ページにおいて、(観測モデル部分を除いた)IGMRFの対数尤度は以下に比例すると書きました…
タイトルの本を頂きました。ありがとうございます。僕は原著を少し読んだことがあり、こちらで非常に評判が高い本です。翻訳にもかかわらず原著とほぼ同じ値段で購入できます。 先にJAGSになじみのない方へ説明しておきますと、JAGSはRコアメンバーの一人で…
先日、以下のイベントで話しました。 『StanとRでベイズ統計モデリング』読書会(Osaka.Stan#5) : ATND 発表資料は以下です。 MCMCサンプルの使い方 ~見る・決める・探す・発生させる~ from Kentaro Matsuura 理論的には事後分布や予測分布の使い方というの…
背景やデータはしょラーさんの以下のブログ記事を読んでください。 kujira16.hateblo.jp この記事ではAOJ-ICPCで付加された貴重な難易度の情報をフル活用して、問題の真の難易度の推定と、各ユーザの習熟度の推定を行います。 この問題の難しさは「解いてい…
ベイズ統計の枠組みにおいて、回帰係数の事前分布に二重指数分布(ラプラス分布)を設定し回帰を実行してMAP推定値を求めると、lassoに対応した結果になります。また、回帰係数にt分布を設定する手法もあります。これらの手法は「shrinkage factorの分布」と…
特長 Pythonユーザが待ちに待ったPythonによるMCMC本ではないでしょうか。原著タイトルが『Bayesian Methods for Hackers』だけあって、プログラマ・エンジニア向きだと思います。数式はびっくりするほど出てこない代わりに、Pythonコードは非常にたくさんで…
GSLはGNU Scientific Libraryの略で, 広い用途の数値計算向けのC言語のライブラリです。20年前から開発されており、まだリリースされ続けています。個人的な印象としては、めちゃくちゃチューニングされてはいないが、長年の開発のおかげで安定しており、マ…
RからStanやJAGSを実行して得られるMCMCサンプルは、一般的に iterationの数×chainの数×パラメータの次元 のようなオブジェクトとなっており、凝った操作をしようとするとかなりややこしいです。 『StanとRでベイズ統計モデリング (Wonderful R)』のなかでは…